群馬県で完全キャッシュレス生活を送れるのか?
こんにちは。昨今ようやく日本でもバーコードやQRコードによる決済が普及しつつあり、国際社会に大きく遅れをとりながらもキャッシュレス化が進んできました。今回は、私が住む群馬県でキャッシュレス生活をすることができるのかについてお話します。
完全キャッシュレスは無理
結論から言うと、残念ながら群馬県では全く現金を持たないで生活する完全キャッシュレスはできません。薄々皆さんもお気づきかとは思いますが(笑)
詳細に入る前に、普段の私の生活パターンをご紹介します。ここを明確にしないとどのような条件のもとで完全キャッシュレスが無理と結論付けたのか説得力に欠けてしまいますからね。
- 大学生でアパート暮らし
- 車は持っておらず、自転車かバス(悪天候のみ)で移動
- クレカ所持
ざっとこんな感じです。では詳細を見ていきましょう。
キャッシュレス化を阻む要因
① インフラ
これが非常に大きいです。群馬県内は東京電力の管轄区域なので電気料金は多くの銀行の口座振替およびクレジットカード決済に対応しています。もちろん私もクレジットカード払いです。ですがガスと水道はカード決済にほぼ対応していません。ほぼというのは、戸建て住宅だとガス会社を選ぶことができるからです。私のようなアパートですと大家がガス会社を決めているので我々居住者はガス会社を選ぶことができません。群馬は都市ガスの普及率が非常に低く、多くの家庭でプロパンガスを使用しているということも多かれ少なかれキャッシュレス普及の低迷に影響しているのではないかと思います。ガスは口座振替が主流です。大学の友達でクレジットカード決済ができるガス会社と契約している人は聞いたことがありません。
続いて水道です。水道事業は各市町村が行っていて、口座振替を推奨しているものの対応している銀行があまりにも少なすぎるんです。メガバンクとゆうちょ銀行の他に群馬銀行と群馬県内の信用金庫のみです。正直呆れましたが、ゆうちょの口座を持っているので現在はゆうちょの口座振替を利用しています。
② 路線バス
群馬県内には群馬バスや関越交通など、何社かバス会社がありますが、どの会社も交通系ICカード非対応となっています。そのため、バスに乗る時はあらかじめ現金を用意する必要があります。現金払いなので精算に時間がかかってしまいます。そもそも群馬は自家用車保有率が全国でもトップレベルなので、バスの利用者はあまり多くありません。この状況でICカード決済に対応する設備を導入したとしても採算が取れないのは想像に難くありませんね... なんとかならないものかな...
(余談) 鉄道は?
群馬県内はJR各線の他に東武鉄道や上毛電鉄など、いくつか鉄道路線がありますが、JRと東武のみキャッシュレスに対応しています。どちらも交通系ICカードに対応しているので、オートチャージの設定をしておけばチャージの手間もなく気軽に電車にのることができます。しかし、吾妻線の中之条、長野原草津口、万座・鹿沢口以外の駅は非対応になっているので注意が必要です。それでも諦めるのはまだ早いです。主要駅にある指定席券売機やえきねっとをフル活用して事前に切符を購入すれば何の問題もありません。
③ 飲食店
これは群馬に限らず全国どこでも当てはまることではないでしょうか。チェーン店だとクレジット払いや電子マネー決済に対応していることが多いですが、未だに現金以外非対応の店も数多く見受けられます。私の財布にはカードが何枚か入っているだけで現金は1円も持ち歩いていないので、店の入り口にカード会社のロゴが書いてあるシールがあるか確認してから入店するようにしています。次の項目で詳しく書きますが、カード非対応ってだけで来店機会の損失につながるんです。
キャッシュレス化を推進するためには
① キャッシュレスの利点を知る
上の項目では、キャッシュレス化が達成できない要因の例を挙げましたが、ここからはキャッシュレスがもたらす利点を見ていきましょう。キャッシュレスによる利点は
- 決済がスムーズ
- ポイントが付くなど、お得である
などが挙げられます。
まず1の決済がスムーズですが、当たり前ですよね。小銭を出す時間が無くなって、承認が下りるまでの数秒で決済が終わります。そして現金を扱わないので、釣銭の金額が違うといったトラブルを防ぐことができます。(店員が端末の操作を間違えて実際と異なる金額が決済されるということも起こりうるがここでは考えないこととする)
次に2のポイントが付くなど、お得であるですが、これはご存知の通りクレジットカードのポイントシステムによるものです。カードの種類や決済方法によって制度が異なるので一概には言えませんが、大体0.5~3%前後ポイントが還元されます。現金払いしかしない場合はポイントを得る機会を逃してしまいます。
② キャッシュレスの知識を増やす
日本においてキャッシュレスがなかなか普及しない理由の一つとして、キャッシュレス決済に関する知識が無い人々が一定数存在することが挙げられます。確かに、得体のしれないものを使おうとするには勇気が必要ですよね。ですが、ネットが普及したこの平成の時代においては情報収集など簡単にできてしまいます。知らないなら調べればいいだけです。キャッシュレス決済は知識量が多ければ多いほど得しますからね。
おわりに
早くバスにPASMO導入してくれ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
はじめまして
こんにちは。群馬在住の大学生です。群馬在住といっても、生まれてから高校3年生までずっと東京で暮らしていて、大学進学のタイミングで群馬にやってきたので生粋の群馬っ子ではありません。
東京から群馬までは100kmちょっとしかありませんが、住んでみるとまぁ東京との差異が多いこと(笑) でもこれがまた面白いんです。
このブログでは、群馬に引っ越して感じたこと、群馬はこういうところだよという紹介など他諸々を発信していきます。どうぞよろしくお願いします。